住宅展示場で「住宅性能」を賢く体感する5つの方法


住宅展示場は、たくさんのハウスメーカーのモデルハウスが立ち並び、最新の設備やデザインを一度に見学できる便利な場所です。しかし、見た目のデザインや間取りにばかり気を取られて、**「住宅性能」**という本当に大切な部分を見逃していませんか?

住宅性能とは、家の快適さや安全性、省エネ性能など、目には見えにくいけれど、日々の暮らしに大きく影響する要素です。

この記事では、住宅展示場で「住宅性能」を賢く体感するための5つの方法を解説します。


1. 換気システムを体感する

高性能な家は、窓を開けなくても快適な空気が保たれています。

  • チェック方法: 窓を閉めた状態で、室内の空気がよどんでいないか、嫌な匂いがしないか、実際に深呼吸してみましょう。

  • 質問すべきこと: どのような換気システムを採用しているか、24時間換気はどのようになっているかなど、換気の仕組みについて質問してみましょう。


2. 窓の性能を体感する

窓は、家の断熱性能を大きく左右する重要な部分です。

  • チェック方法:

    • 触ってみる: 窓ガラスや窓枠を直接触ってみましょう。外気温の影響を受けてひんやり冷たくなっていないか確認します。

    • 遮音性を試す: 窓を閉めた状態で、外の音がどれくらい聞こえるか確認しましょう。交通量の多い場所にあるモデルハウスでは、特にその性能を体感しやすいです。

  • 質問すべきこと: 窓ガラスの種類(ペアガラス、トリプルガラスなど)や、サッシの素材について質問してみましょう。


3. 断熱・気密性能を体感する

断熱・気密性能は、家の快適さと光熱費に直結します。

  • チェック方法: 冬は床や壁、窓の近くに立ってみましょう。冷気を感じなければ、高い断熱性能が期待できます。夏は、エアコンが効きすぎていると感じるほどではないか、またはムラなく快適な温度が保たれているかを確認しましょう。

  • 質問すべきこと:

    • どのような断熱材を使用しているか?

    • どのくらいの厚さの断熱材を使っているか?

    • 気密性能を示すC値(シーチ)はどのくらいか?


4. 構造材をチェックする

家の土台となる構造材は、地震や災害から家族を守る重要な要素です。

  • チェック方法: 構造材を展示しているモデルハウスでは、実際に使われている木材や金物を見せてもらいましょう。木材の太さや、接合部の金物の種類などを確認します。

  • 質問すべきこと:

    • 耐震等級はどのくらいか?

    • 制震ダンパーや免震構造は採用しているか?


5. 床材の足触りを体感する

床材は、毎日の生活で直接触れる部分です。

  • チェック方法: スリッパを脱いで、実際に裸足で歩いてみましょう。無垢材であれば木の温かみや柔らかさを感じられますし、合板フローリングであれば、その質感や硬さを確認できます。

  • 質問すべきこと: 床暖房を設置している場合は、その暖かさや立ち上がりの速さなどを質問してみましょう。


まとめ

住宅展示場を回る際は、見た目だけでなく、「体感」を意識することが非常に重要です。

  • 換気や窓の性能を肌で感じる

  • 断熱・気密性能を質問で確認する

  • 構造材や床材など、細部までチェックする

これらのポイントを押さえて見学すれば、あなたの理想の家が、より具体的に見えてくるでしょう。

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