ハウスメーカーの保証・アフターサービス:展示場で確認すべきポイント
家は建てて終わりではありません。何十年と住み続けるためには、引き渡し後の保証やアフターサービスが非常に重要になります。しかし、住宅展示場では、デザインや間取りに目が行きがちで、つい見落としてしまいがちです。今回は、後悔しない家づくりのために、ハウスメーカーの保証・アフターサービスについて、住宅展示場で必ず確認すべきポイントを詳しく解説します。
なぜ保証・アフターサービスが重要なのか?
長期的な安心:
家は、経年劣化や自然災害などで、何かしらのメンテナンスが必要になります。
充実した保証やアフターサービスがあれば、何かあったときも安心して修理や点検を依頼できます。
追加費用のリスク軽減:
保証期間内であれば、無償で修理してもらえることがあります。
保証内容を事前にしっかり確認しておくことで、将来的な修繕費用を把握し、家計への負担を減らすことができます。
住宅展示場で確認すべき4つのポイント
モデルハウスを訪れたら、担当者に以下の質問をしてみましょう。
1. 保証期間と保証の対象範囲
質問すべきこと:
「基本保証は何年ですか?」
「構造躯体(柱や梁など)や雨漏りなど、法律で定められた10年保証の他にも、保証期間が長いものはありますか?」
「保証の対象となる範囲はどこまでですか?」(例:外壁、屋根、設備機器など)
ここがポイント:
法律で定められている10年の瑕疵担保責任(構造躯体や雨水の侵入を防ぐ部分)だけでなく、それ以上の保証を設けているハウスメーカーもあります。
どの部分が何年間保証されるのか、具体的に確認しましょう。
2. 定期点検の有無と内容
質問すべきこと:
「定期点検はいつ、何回ありますか?」(例:3ヶ月、1年、2年、5年、10年点検など)
「点検内容は具体的にどのようなものですか?」
ここがポイント:
定期点検の回数や内容は、ハウスメーカーによって様々です。
定期的な点検があれば、建物の小さな変化にも早く気づくことができ、大きなトラブルに発展するのを防げます。
3. 有料メンテナンスと延長保証について
質問すべきこと:
「保証期間終了後、有料のメンテナンスをすることで、保証を延長することはできますか?」
「有料メンテナンスの内容と費用はどれくらいかかりますか?」
ここがポイント:
有料メンテナンスを行うことで、さらに長期にわたって保証を受けられるハウスメーカーが多いです。
20年、30年と長く安心して住み続けるためにも、延長保証のシステムがあるかどうかを確認しておきましょう。
4. 連絡窓口と緊急時の対応
質問すべきこと:
「何かあったときの連絡窓口はどこですか?」
「緊急時に24時間対応してもらえる窓口はありますか?」
ここがポイント:
どんなに丁寧な家を建てても、予測不能なトラブルは起こり得ます。
いざというときに、どこに、どのように連絡すれば良いのかを事前に知っておくことが大切です。
休日や夜間でも対応してもらえる窓口があるかどうかも確認しておきましょう。
まとめ
住宅展示場を回る際には、デザインや間取りだけでなく、保証・アフターサービスについても必ず確認するようにしましょう。
保証期間と対象範囲
定期点検の有無
延長保証の有無
連絡窓口と緊急時の対応
これらのポイントを押さえておくことで、安心して長く暮らせる家を建てるための、信頼できるパートナーを見つけることができるでしょう。