【見落とし厳禁】住宅展示場で「外構費用」を確認する時の注意点!知らないと損する交渉術も解説
はじめに:モデルハウスの素敵な外観、実は「外構」のおかげだった!
家づくりを考えるとき、ついつい建物の内装や間取りにばかり目が行きがちですよね。
でも、ちょっと待ってください!
住宅展示場のモデルハウスを思い出してみてください。洗練された門構え、緑豊かな庭、そしておしゃれなアプローチ…。これら全てが、建物の魅力を何倍にも引き立てています。
実は、これらの家の外側、つまり「外構(がいこう)」には、意外と高額な費用がかかっているんです。
「外構工事って、建物費用に含まれてるんじゃないの?」
「モデルハウスみたいに、おしゃれな外構にしたいけど、予算が心配…」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、住宅展示場で外構費用を確認する際の注意点から、賢く予算を立てるための具体的なコツまで、詳しく解説していきます。読み終わる頃には、あなたも外構工事の予算をしっかり見極められるようになりますよ!
そもそも「外構」って何?住宅本体とは別費用って知ってた?
外構とは、建物の外側、敷地内の空間を彩る全ての構造物のことです。具体的には、以下のようなものが含まれます。
門まわり:門柱、門扉、表札、ポスト、インターホン
アプローチ:玄関までの通路
塀・フェンス:敷地の境界線
駐車場:カーポート、ガレージ、土間コンクリート
庭:ウッドデッキ、テラス、植栽、物置
住宅展示場にあるモデルハウスの多くは、この外構部分まで含めてトータルでデザインされています。しかし、ここで注意が必要なのが、建物本体の価格に外構工事の費用は含まれていないのが一般的だということです。
担当者から提示される見積もりや総額の「目安」に、外構費用がどこまで含まれているのかを必ず確認しましょう。
住宅展示場で外構費用を確認する時の【3つの注意点】
モデルハウスを訪れた際に、ぜひチェックしてほしいポイントを3つご紹介します。
1. 展示場の外構は「フルスペック」の最高級仕様
住宅展示場にあるモデルハウスは、ハウスメーカーの技術やデザインを最大限にアピールするために作られています。そのため、外構も最高級の素材やデザインが使われていることがほとんど。
例えば、
天然石を使ったアプローチ
デザイナーズブランドの門柱
オーダーメイドのウッドデッキ
立派なシンボルツリー
など、実際には高額な費用がかかるものが惜しみなく使われています。
これらの「憧れ」がそのまま現実の費用になるわけではありません。担当者にはっきり、「展示場の外構は全て込みでいくらくらいですか?」と聞いてみましょう。
2. 見積もり書に「外構工事一式」としか書かれていない場合は要注意!
打ち合わせを進めていくと、見積もり書が提示されます。その際、「外構工事一式」としか書かれていない場合は、内容を詳しく確認しましょう。
なぜなら、「一式」の中には、以下の項目が含まれていない場合があるからです。
駐車場のコンクリート工事費用
塀やフェンスの費用
庭の土の掘削・処分費用
特に、土地の傾斜がある場合などは、土を削ったり盛ったりする「残土処分費」が意外と高額になることがあります。
面倒に思えても、**「具体的にどのような工事が含まれているか、一つ一つ詳しく教えてください」**と尋ねることが大切です。
3. 外構工事は「別の業者」に依頼できることを知っておく
ハウスメーカーに全てを任せる方が安心だと考える方も多いでしょう。しかし、外構工事は専門の業者、つまり**「外構専門業者」**に依頼することも可能です。
一般的に、ハウスメーカーを通して外構工事を依頼すると、ハウスメーカーのマージン(手数料)が上乗せされるため、費用が2〜3割ほど高くなる傾向があります。
「外構専門業者さんを自分で探してお願いしたいのですが、可能ですか?」
と担当者に聞いてみましょう。快く引き受けてくれるハウスメーカーも多いので、ぜひ一度相談してみてください。
【賢く節約!】外構費用を抑えるための秘策3選
「モデルハウスの外観は素敵だけど、費用は抑えたい…」という方に、予算を賢く節約するためのヒントをご紹介します。
1. 全てを一度に作らない!段階的な工事を検討する
門扉やアプローチなど、生活に必須な部分だけを先に工事して、カーポートや庭のウッドデッキなどは、後から予算ができた時に追加で工事する**「段階的な工事」**を検討してみましょう。
プロの助けを借りつつ、将来的なDIY(日曜大工)も視野に入れると、さらにコストを抑えることができます。
2. シンプルなデザインを心がける
シンプルな外構デザインは、施工費用を抑えるだけでなく、メンテナンスの手間も減らしてくれます。
例えば、全面コンクリートの駐車場ではなく、車のタイヤが乗る部分だけをコンクリートにし、残りは砕石敷きにするだけでも、費用は大きく変わります。
3. 複数の業者から相見積もりを取る
外構専門業者に依頼する場合も、必ず複数の業者から相見積もり(複数の会社に見積もりを依頼すること)を取りましょう。
同じ工事内容でも、業者によって費用や提案内容が大きく異なります。最低でも3社から見積もりを取ることで、適正な価格を見極めることができます。
まとめ:外構は「家の顔」!賢く計画して理想の住まいを完成させよう
外構は、家の第一印象を決める「顔」とも言える重要な部分です。
住宅展示場では、ぜひ建物だけでなく、外構にも注目してみてください。そして、今回ご紹介した注意点や節約術を参考に、ハウスメーカーの担当者と積極的にコミュニケーションを取りましょう。
そうすることで、予算内で理想の外観を手に入れ、後悔のない家づくりが実現できるはずです。
この記事が、あなたの素敵な家づくりの参考になれば嬉しいです。