住宅展示場だけで外構費用はわかる?後悔しないための情報収集のコツ
「住宅展示場に行けば、家づくりの全てがわかるはず!」
そう思って、夢いっぱいで住宅展示場に足を運ぶ方は多いですよね。豪華なモデルハウスを見ると、「こんな家に住みたい!」とワクワクする反面、現実的な「費用」のことが気になってくるものです。
特に、庭や駐車場、フェンスなどの**「外構(がいこう)」**は、家の印象を大きく左右しますが、「いったいどれくらい費用がかかるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、住宅展示場で外構費用がどこまでわかるのか、そして後悔しないための情報収集のコツを、初心者にもわかりやすく解説します。
結論:住宅展示場だけでは「正確な外構費用」はわからない
残念ながら、住宅展示場に行っただけで、あなたの家の外構にかかる正確な費用を把握することは非常に難しいです。
その理由は以下の通りです。
モデルハウスの外構は特別な仕様:住宅展示場にあるモデルハウスは、見栄えを良くするために、豪華な外構が施されています。多くの場合、一般的な予算を大幅に超えるデザインや素材が使われていることがほとんどです。
土地の条件が考慮されていない:外構費用は、あなたの土地の形状や広さ、高低差など、様々な条件によって大きく変わります。展示場のモデルハウスは平坦で広い土地に建てられていますが、あなたの土地が同じ条件とは限りません。
概算しか提示されないことが多い:多くのハウスメーカーは、家の本体価格を提示する際に、外構費用を「別途」「未定」としているか、ごく簡単な概算しか提示しません。
住宅展示場を「外構費用の情報収集の場」として活用する方法
「じゃあ、住宅展示場は意味がないの?」というと、そんなことはありません。見方を変えれば、外構のイメージを膨らませるための、貴重な情報収集の場になります。
1. 担当者に具体的な質問をする
ただ見るだけでなく、担当者の方に積極的に質問してみましょう。
「この庭のデザイン、費用はどれくらいかかりますか?」
「このフェンスの素材は、一般的によく使われるものですか?」
「外構費用は、本体価格の何割くらいが目安ですか?」
具体的に質問することで、ざっくりとした相場や、使われている素材のグレード感を知ることができます。
2. カタログや実例写真をもらう
モデルハウスには、様々な外構メーカーのカタログや施工事例の写真が置いてあることがあります。
カタログで素材やデザインの種類を知る:フェンス、カーポート、門柱など、どんな商品があるのかをチェックしましょう。
実例写真でイメージを膨らませる:実際に建てられた家の外構を見ることで、「こんな感じにしたい」という具体的なイメージが湧きやすくなります。
後悔しないために!外構費用の正しい把握方法
住宅展示場での情報収集と並行して、以下の方法で外構費用を正確に把握しましょう。
1. 外構専門業者に見積もりを依頼する
複数の外構専門業者に、自分の土地の図面を見せて、見積もりを依頼しましょう。ハウスメーカーの提携業者だけでなく、複数の業者から相見積もりを取ることで、適正な価格や提案内容を比較できます。
2. 予算に合わせた「優先順位」を決める
外構は、あれもこれもと欲張ると、あっという間に予算オーバーになります。
「絶対にやりたいこと」(例:車2台分の駐車場)
「できればやりたいこと」(例:おしゃれな門柱)
「将来的にやりたいこと」(例:ウッドデッキ)
このように優先順位を決めておくと、予算内で満足度の高い外構プランを立てやすくなります。
まとめ:賢く情報収集して、理想の家づくりを!
住宅展示場は、家づくりの夢を膨らませるための大切な場所です。
展示場の外構は「参考」として見る。
担当者には具体的な質問をする。
複数の外構専門業者から見積もりを取る。
これらのポイントを押さえて、あなたの家づくりの第一歩を、後悔のないものにしてくださいね。