👨‍👩‍👦 立ち会い出産:パートナーの心構えと「適した服装」の選び方


立ち会い出産は、パートナーが「出産を乗り越えるサポーター」として重要な役割を果たす場です。そのため、服装は**「清潔感」「動きやすさ」「体温調節のしやすさ」**を基準に選ぶことが非常に大切です。

分娩室やLDR室(陣痛分娩室)は清潔区域であり、長時間に及ぶサポートで服が汚れる可能性もあるため、病院のルールに沿った準備が必要です。

以下に、立ち会い出産に適した服装の選び方と準備のポイントをまとめました。


1. 立ち会い出産に適した衣類の基本ルール

パートナーが選ぶべき衣類には、いくつかの共通のルールがあります。

① 清潔感と衛生面を最優先

  • NG:仕事帰りのスーツやネクタイ作業着など、外の汚れやホコリが付着しやすい服装は避けましょう。

  • 推奨シャワーを浴びた後洗濯したての清潔な服に着替えて病院に向かうのが理想です。

② 動きやすく、サポートしやすい服装

  • 動きやすさ:陣痛中の奥様の体を支えたり、マッサージをしたりと、動き回る場面が多くなります。伸縮性があり、締め付けのない服装を選びましょう。

  • 推奨Tシャツ、スウェット、ジャージなど、リラックスできるカジュアルな服装。フード付きの服は、奥様が横になった時に邪魔になる場合があるため、避けるのが無難です。

③ 温度調節がしやすい重ね着

  • 分娩室は暑い:陣痛中は、産婦さんの体温が上がり、室温も高めに設定されることが多いです。熱がこもりにくい服装が適しています。

  • 推奨薄手のTシャツの上にジップアップパーカーカーディガンなど、着脱しやすいものを選び、調整できるようにしておきましょう。

④ 靴(足元)の清潔さ

  • NG脱げやすいサンダルスリッパ(院内用でないもの)汚れた運動靴は避けましょう。

  • 推奨履き慣れたスニーカーや、病院が用意する清潔な院内用スリッパを使用しましょう。


2. 必須の持ち物と衣類に関するポイント

分娩が長時間に及ぶ場合や、予期せぬ事態に備えて用意しておきたいものです。

アイテム目的と注意点
替えのTシャツ長時間の立ち会いや、奥様をサポートする際に汗をかくことがあります。汚れたり、汗をかいたりした時の着替えがあると快適です。
長袖/上着陣痛の段階や病院によっては室温が低く感じたり、分娩後急に冷える場合もあります。体温調節のために持参しましょう。
不織布マスク感染症対策として、ほとんどの病院で不織布マスクの常時着用が義務付けられています。予備も数枚用意しておきましょう。
(病院指定の)ガウン病院によっては、分娩室に入る際に、清潔を保つためにパートナーに**使い捨ての予防衣(ガウン)**の着用を義務付けている場合があります。指示に従って着用しましょう。
タオル・ハンカチ汗を拭いたり、奥様の汗を拭いてあげたりするのに必須です。

⚠️ 特に注意したいNG例

  • 飲酒・喫煙:飲酒している場合やタバコの匂いがする場合は、立ち会いを拒否されることがほとんどです。新生児への影響や、産婦さんが匂いを不快に感じるため、絶対避けましょう。

  • 香りの強いもの香水強い柔軟剤の匂いなども、産婦さんの気分を悪くしたり、新生児に影響を与えたりする可能性があるため、控えましょう。

3. 【心構え】服装より大切なこと

どんなに完璧な服装をしていても、心構えができていなければ意味がありません。

  • 体調管理:立ち会うパートナー自身が万全の体調で臨むことが大切です。体調不良(発熱や咳など)があれば、立ち会いはできません。

  • 水分補給と休憩:長丁場になることもあります。適宜、水分補給短い休憩を取り、気分が悪くならないように注意しましょう(気分が悪くなったらすぐにスタッフに伝えて一時退出すること)。

  • サポーターに徹する:最優先は産婦さんの指示に従い、寄り添い、励ますことです。服が多少汚れても気にせず、出産という大仕事に集中する奥様を全力でサポートしましょう。

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