📞安心・安全を確保!立会い出産前に必ず準備する「緊急連絡先リスト」と伝達マニュアル
「立会い出産の当日、もしもの緊急事態が発生したら、誰に、どう連絡すればいいの?」
「陣痛が始まったとき、分娩室に入った後、連絡すべき人や伝えるべき情報を整理しておきたい!」
そう考える未来のパパ、そして出産を控えたママ、こんにちは!
出産はとても喜ばしいイベントですが、予期せぬトラブルや緊急の連絡が必要になることもあります。特に立会い出産では、夫(パートナー)が連絡の窓口となるケースが多く、冷静かつ迅速な対応が求められます。
万が一のときにも焦らず、スムーズに動けるようにするためには、事前に「緊急連絡先リスト」と「連絡のシナリオ」を完璧に準備しておくことが、夫婦の安心に繋がります。
この記事では、立会い出産に際して、出産前に夫婦で準備しておくべき非常用の連絡リストと、状況別の連絡マニュアルを具体的に、漏れなく解説します。この準備リストさえあれば、緊急時も落ち着いて対応できます!
1. 夫婦で共有!「緊急連絡先リスト」必須記載項目
このリストは、携帯電話のデータだけでなく、紙に印刷して陣痛バッグや分娩室バッグに必ず入れておくことが重要です。携帯電話の充電が切れたり、電波状況が悪かったりする事態に備えます。
| カテゴリ | 項目 | 連絡先・情報 | 備考(伝達事項) |
| 【最重要】医療機関 | **病院(産院)**の電話番号 | 03-XXXX-XXXX | 「陣痛が始まった(破水した)」など来院前の連絡先。 |
| かかりつけ医(あれば) | 03-XXXX-XXXX | 妊娠中の合併症や持病がある場合。 | |
| 家族・親族 | 実家の両親(母) | 090-XXXX-XXXX | 最優先で出産報告をする相手。 |
| 義実家の両親(母) | 090-XXXX-XXXX | 報告を待っている近親者。 | |
| きょうだい(緊急連絡役) | 090-XXXX-XXXX | 病院に来てほしい場合の連絡先。 | |
| 子どもの預け先 | ベビーシッター/保育園 | 090-XXXX-XXXX | 上の子がいる場合、急な預け入れの際の連絡先。 |
| 預け先の予備(友人など) | 090-XXXX-XXXX | シッターが捕まらない場合の代替連絡先。 | |
| その他の重要連絡先 | 勤務先(夫) | 03-XXXX-XXXX(直通) | 上司または総務。急な休暇取得の連絡。 |
| 勤務先(妻) | 03-XXXX-XXXX | 産休・育休に関する緊急連絡先。 | |
| インフラ緊急連絡先 | タクシー会社(陣痛対応可) | 03-XXXX-XXXX | 陣痛タクシーや、24時間対応可能なタクシー。 |
| 自宅の鍵の預け先 | 090-XXXX-XXXX | 鍵を忘れた、または緊急で自宅に戻る必要がある場合。 |
2. シナリオ別!夫のための「連絡マニュアル」
連絡はいつ、誰に、何を伝えるかが重要です。特に産後の連絡は、時差と情報量に配慮して行うことが、スマートな対応の鍵となります。
シナリオA:「陣痛が始まった/破水した」(来院前)
【最優先行動】
病院へ連絡:来院のタイミングと方法を確認する。
陣痛タクシーへ連絡:配車手配を行う。
【家族への連絡】
伝えるタイミング: 病院へ向かう直前、または病院に到着し入院手続きを済ませた後。
伝える内容:
「陣痛が始まりました/破水しました。」
「これから病院に向かいます/入院しました。」
「出産の目処がつき次第、改めて連絡します。」
ポイント: 相手を不安にさせないよう、状況が落ち着いていることを伝え、詳細な経過報告は避ける(夫自身がサポートに集中するため)。
シナリオB:「出産直後」(家族への第1報)
【最優先行動】
妻と子どもの健康状態を確認し、助産師さんの指示に従う。
【家族への連絡】
伝えるタイミング: 出産直後、母子の状態が落ち着き、夫が電話をする余裕ができたとき。深夜の場合は、翌朝など常識的な時間帯まで待つ配慮も必要です。
伝える内容(必須3点):
「無事に生まれました!」という最も重要な報告。
子どもの性別、体重、生まれた時間。
「母子ともに元気です。」という安心させる情報。
ポイント: 面会や来院を希望されるか確認し、病院の面会時間やルールを正確に伝える(「出産後すぐの面会はNG」など)。
シナリオC:「夫が急に体調不良になった」(緊急時)
【最優先行動】
助産師さんに体調不良をすぐに伝え、指示を仰ぐ。分娩室からの退室が必要になる場合もあります。
【家族・職場への連絡】
伝えるタイミング: 夫の体調が回復しない場合や、病院での対応が必要な場合。
伝える内容:
「夫が体調を崩したため、一時的に退室しています。」
「妻と子は病院スタッフの元で安全です。」
「(実家・きょうだいへ)病院に来て、妻のサポートを代わってほしい。」
ポイント: 夫が冷静に対応できない場合は、きょうだいや両親など、信頼できる第三者を病院に呼び出す判断も必要です。
3. トラブルを避ける「連絡前の最終チェック」
連絡リストを準備したとしても、連絡手段や情報の管理が不十分だと緊急時に役立ちません。以下の点も出産前に夫婦で徹底しておきましょう。
3-1. 連絡先の「バックアップ」と「充電」
充電器・モバイルバッテリー:分娩は長時間に及ぶことがあります。連絡や写真撮影のために、充電器や満充電のモバイルバッテリーを必ず持参しましょう。
連絡先のデジタル化・紙化: 連絡先は、携帯のデータと紙のリストの両方で準備し、どちらか一方に頼らないようにします。
パスワード管理: 夫がスマートフォンのロック解除や、重要なアプリのパスワードを把握しているか確認しておきましょう。
3-2. 連絡を控えるべき「要注意事項」
陣痛中の妻への配慮、そして情報漏洩を防ぐために、以下の行動は厳に慎みましょう。
陣痛中に妻のそばで長電話をする: 妻のサポートを最優先に。分娩室での私的な会話は簡潔に済ませましょう。
出産直後にSNSで拡散する: 必ず妻の許可を得てからにしましょう。まずは肉親への報告を済ませるのがマナーです。
不確実な情報を伝える: 病院の診断や助産師からの正確な情報のみを伝え、憶測や不安を煽るようなあいまいな情報は避けましょう。
🌟まとめ:最高の立会い出産を迎えるために
立会い出産の成功は、物理的なサポートだけでなく、情報共有と緊急時の対応力にかかっています。
事前にこの「緊急連絡先リスト」と「連絡マニュアル」を夫婦で確認し、万全の体制を整えておくことで、出産当日は余計な心配をせずに、ママの陣痛サポートと、生まれてくる赤ちゃんを迎える感動に集中することができます。
準備は安心を生む最高の投資です。さあ、このリストを活用して、最高の出産の日を迎えましょう!